[1stバイオリン グレイト4楽章]

練習ノート

昨日、一昨日に続き同じ箇所。スムーズに流れずつっかかってしまう問題に少し兆しが。どうもポイントは左手ではなく頭の中らしい。自分が弾き終わった音、通過した音に一瞬でも気をとられたり、ほんの僅かでも体が緊張すると手が止まる。その緊張は音程に対する不安だったり、その音の並びが音楽上重要だと考えている時に起こる間違った集中の仕方が原因のよう。先の音楽がイメージできなくなる。その代わりに車でカーブを曲がる時のように常に少し先に意識を保つと、指が勝手に動こうとしてくれる。私の場合は特に各スラーの後半で先が見通せなくなる傾向がある。歩きながら練習するのは良かった。流れが滞る時には不思議と足が止まりそうになるから、歩くことで意識を先へ促すことができる。
達人によると、十分にさらった上で体に不要な緊張がなく頭や心にイメージがあれば、手は勝手に動くらしい。私は「手が勝手に動く」ということをまだ信用しきれていないので、そこに任せるのを怖いと思い、自ら体にブレーキをかけてしまう。けれど「手が勝手に動く」現象は確かに体験したことがある。そんなときは難所を意識する前に全てうまく終わっている。

バイオリン弾き 三澤

(※これはアマチュア奏者の試行錯誤を記録したものですので、解釈や分析が正しいとは限りません。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました