バーゼル室内管弦楽団を聴いてきました。古楽奏法での古典演奏に現代音楽を組み合わせたプログラムで、メインはメンデルスゾーンのイタリアでした。そこで驚いたのは演奏人数。1stバイオリン5人、2ndバイオリン5人、ビオラ3人、チェロ2人、ベース2人。これは紬でやる編成の半分以下の人数です。しかもこの日私は最前列の席で聴いていましたが、一人一人が音を張り上げることなく、弦全体でまとまった透明感のある音色。sfは一瞬強い風が吹いたような空気の揺れを感じる気持ちの良い衝撃。
人数でもない、圧でもない、音量とは一体何でできているんでしょう。
バイオリン弾き 三澤


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