「最後の展覧会」という村田沙耶香さんの短編小説を読みました。「ヒュポーポロラヒュン」という概念がある星を探して1億年旅をしてきた宇宙人の話。「『ヒュポーポロラヒュン』をみると身体の中に花が咲くらしい。『ヒュポーポロラヒュン』は旅でもあるらしい。」とその宇宙人は、ある星で出会ったロボットに「ヒュポーポロラヒュン」について説明します。それを聞いたロボットは「『ヒュポーポロラヒュン』はかつてこの星の生物が大切にしていた『ゲージュ』ではないか」と気がつきます。そしてかつてその星で行われていた「テンランカイ」という行動を試みます。
「ゲージュ」をみると身体の中に花が咲く。
「ゲージュ」は旅でもある。
この文章も「ゲージュ」。私の中にも花が咲きました。
バイオリン弾き 三澤
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