(※これはアマチュア奏者の試行錯誤を記録したものですので、分析や見解が正しいとは限りません。)
1stバイオリンパート練習にて。曲はエグモント序曲。
気づき1
この小節で走っている。
原因は右手のコントロール不足?2、3拍目の意識が足りない?
そう考えて再度トライすると、今度はその小節が歪に。
では寧ろ、その次の小節、E♭への意識が欠けているのでは。
どんなsfにし、その為にどのタイミングがいいのか、直前の小節でどんな身体の状態になっていればいいのか。「ジャン・ケン・ポン」の「ケン」のようになっていなければ次のsfは出てこない。
このようにE♭のイメージを目指して弾くと、すっきり、上手くいった。
勢いもあり、走ってもいない、かつ余裕がありE♭がしっかり鳴った。
楽器を持っているとどうしても目の前の音符にばかり意識がいき、全体のフレーズが見渡せなくなっていることが多い。
このフレーズだったらもう少し前から見て
B♭ C D♭ D E♭ の音階が重要。
因みにこの少し前は同じ形だが、
B♭ C D♭ E F と、厳しさを保ったままのFへ。
これがあるからこそ
B♭ C D♭ D E♭ の最後のE♭の高貴な明るさ強さ、英雄感が際立っている。
よく見ればE♭はallegro に入って初めてのdur。
ここまでのグツグツしたmollはこの瞬間のためにあったのか。
気づき2
ここに入るパート員の勢いが足りなかったので
「棒振りの私の鼻息の方がすごいんですが…」
というと劇的に改善。
鼻息に言及するのは効果アリ、と。
記録者:1stバイオリン三澤
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