音符の要所を見る

第24回定期演奏会

(※これはアマチュア奏者の試行錯誤を記録したものですので、分析や見解が正しいとは限りません。)

1stバイオリンパート練習にて。曲はエグモント序曲。

気づき1

この小節で走っている。

原因は右手のコントロール不足?2、3拍目の意識が足りない?

そう考えて再度トライすると、今度はその小節が歪に。

では寧ろ、その次の小節、E♭への意識が欠けているのでは。

どんなsfにし、その為にどのタイミングがいいのか、直前の小節でどんな身体の状態になっていればいいのか。「ジャン・ケン・ポン」の「ケン」のようになっていなければ次のsfは出てこない。

このようにE♭のイメージを目指して弾くと、すっきり、上手くいった。

勢いもあり、走ってもいない、かつ余裕がありE♭がしっかり鳴った。

楽器を持っているとどうしても目の前の音符にばかり意識がいき、全体のフレーズが見渡せなくなっていることが多い。

このフレーズだったらもう少し前から見て

B♭  C  D♭  D  E♭ の音階が重要。

因みにこの少し前は同じ形だが、

B♭  C  D♭  E  F  と、厳しさを保ったままのFへ。

これがあるからこそ

B♭  C  D♭  D  E♭  の最後のE♭の高貴な明るさ強さ、英雄感が際立っている。

よく見ればE♭はallegro に入って初めてのdur。

ここまでのグツグツしたmollはこの瞬間のためにあったのか。

気づき2

ここに入るパート員の勢いが足りなかったので

「棒振りの私の鼻息の方がすごいんですが…」

というと劇的に改善。

鼻息に言及するのは効果アリ、と。

記録者:1stバイオリン三澤

コメント

タイトルとURLをコピーしました