小澤征爾さん

お茶しませんか?

その人がどこかで生きている世界と、その人がもういないと知った世界は何か違う。

私は言葉を交わしたこともなければ、生でその音楽を聴いたこともないのだけれど。

今の時代だから今後もいくらでもその人の資料に触れることは出来るのだけれど。

喪失感というほどではないが、ふと、その人の時はもう止まってしまって私たちと同じ世界にいないことを思うと、何か欠けてしまったような気持ち。

とても情熱的な人だったのですね。これほど多くの人々の胸にその存在感を宿すほどに。

これからも多くの人の道標となるのでしょう。

音源や本の記録だけでない、その人が生きていたという事実が、暗闇の中の小さなランプのように私の心に静かに灯り続ける気がします。

バイオリン弾き 三澤

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