ハートビート

お茶しませんか?

「ブルーナ絵本展」へいきました。

『ブルーナ絵本展』公式サイト
世界中で人気の絵本の主人公「ミッフィー(うさこちゃん)」の生みの親として知られるディック・ブルーナさんの絵本創作に共通するデザインワークやユーモアをひもとく展覧会。

ミッフィーちゃんで有名なディック・ブルーナの絵本。昔うちにもありました。
大人になって見ると可愛いだけでなくデザインとしてもとっても素敵。

展示の中にあったブルーナのこんな言葉に目が止まりました。

まっすぐ線を描こうとゆっくり書けば書くほど手が震えてくるんですね。その震える線が自分の気持ち(ハートビート)を最も表しているように思います。

ディック・ブルーナ

手書きなんですね。なんとなく、ブルーナのこの歪みのない線はコンピュータか何かで書いたものだと思い込んでいましたが。
ブルーナがミッフィーの目を描く様子が展覧会内の動画で公開されていました。想像を絶する時間のかけ方で、描くというよりインクをペン先から紙に移すという感じ。これ以上ないというほど丁寧に丁寧に。職人技です。世界中で愛される作品はこうやって生み出されるんですね。

絵に近づいてよく見ると確かにその線には滲みのような震えが見てとれます。これがブルーナのハートビート。

震えさえ肯定的に捉えられるのは、作品に対して最大限の偽りのない愛情があるからでしょう。
私の緊張による音の震えも、いつか「ハートビートだ」と胸を張って言えるでしょうか。

バイオリン弾き 三澤

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