最初が肝心

お茶しませんか?

紬の第25回定期演奏会の準備が始まりました。
今回のプログラムはシューベルト「グレイト」、ブラームス「ハイドンバリエーション」、モーツァルト「魔笛」序曲。

本番は10月14日ですから今からちょうど半年後です。長いマラソンが始まるわけですが、充実した走りができるかどうかは最初が肝心。

まず、さっさと譜面を印刷して製本する。
そこ!?という感じでしょうが、今後を左右する局面であり、怠惰な自分に打ち勝たなければ越えられない障壁です。

第一の壁は印刷。私は家にプリンターがないので、コンビニか印刷屋さんに行ってプリントアウトしなければなりません。すぐにやればいいものを「今日は忙しいわ、疲れたわ、雨が降っているわ」など言っているうちに、あっという間に1ヶ月くらいは過ぎていきます。長年のそういう経験と後悔を経て、最近ではやっと団内の譜面準備の合図の直後、どんなに忙しくても夜中のコンビニに駆け込むようになりました。

やっとプリントアウトしたら第二の壁、製本。私は自分で製本するのですが、バイオリンはページ数が多く結構時間がかかります。B4用紙の製本は場所を取るので、まずテーブルの上を片付けるところから。ここでテーブルにパン屑が残っていたりすると、半年間使う譜面にパン屑が巻き込まれる事になります。
テーブルの上を片付けたらいざ製本。使う道具はカッター、製本テープ(医療用サージカルテープ)、スティック糊。私の製本歴は20年ですからまあまあ自信があります。まずは1ページ目と2ページ目のB4用紙の長辺を製本テープで繋ぎます。角をピタっと合わせ、捲りやすいように2枚の紙の間には髪の毛1本程度の隙間を残します。長辺の端から端まで製本テープを走らせ、紙の終わりと同じところで製本テープも真っ直ぐにカット。我ながら上出来。
これから半年間お世話になる譜面、ここから何を学ぶのか、どんな楽しみが待っているのだろう…と思いを馳せつつ次のページを繋ごうと製本テープを引き出します。と、長辺の半分くらいの所でテープ芯の回転が止まる。テープ切れです。予備無かったっけ…案の定無い。ここで新たにドラッグストアにテープを買いに行く、という壁が発生。はー、せっかくやる気になっていたのに。後になったらまたテーブルの上を片付ける所からじゃないか…

という様々な障壁をなんとか昨日のうちに乗り越えました。私も成長したものです。ひとまず譜面が完成。滑り出し上々です。

バイオリン弾き 三澤

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